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今日も元気に生きてます。

 

ベティ・エドワーズという人が書いた「color-色彩・配色・混色-美しい配色と混色のテクニックをマスターする」という本を読んでいます。

 

制作中に混色に悩むことがありこの本を読むことにしました。本の中には色の理論だけではなく、実践をする章があるので楽しみです。

 

そのために用意しなければいけないものは絵の具です。9色の絵の具を用意しなさい。という指示があります。

 

 

 

 

カドミウム・イエロー・ペール

カドミウム・オレンジ

カドミウム・レッド・ミディアム

アリザリン・クリムゾン

コバルト・バイオレッド

ウルトラマリン・ブルー

パーマネント・グリーン

チタニウム・ホワイト

アイボリ・ブラック

 

 

この9色です。

 

同じブランドでこの色を揃えようとすると、これが意外に揃わない!!ホルベインの絵の具だとこれがあるけどあれがない。ターナーだとこれはあるけどこの色がない…。という感じです。本当は良くないのですが、何社か掛け持ちして色を揃えました。

 

本の中で著者がこの色以外は絶対にダメだと指示しているからです。色の本なので当たり前ですね。

 

絵の具は顔料と展色剤(糊のようなもの)でつくられているので、同じ色のように見えても顔料の性質で混色具合が変わってしまうのかもしれません。

 

 

絵の具における三原色は赤・青・黄です。理論の上ではこの三色があればこの世のあらゆる色を再現できることになっています。しかし絵の具は顔料+展色剤でつくられているので、絵の具の色以外の波長の光も反射してしまいます。混ぜれば混ぜるほど色が濁ってしまいます。

 

なので三原色以外の絵の具も必要になってくるということだそうです。こういう風に説明されると大変分かりやすいですよね。

 

ターナーのアクリル絵の具でコラボ商品があります。

前世界堂で見かけたのはエバンゲリオンの綾波レイをイメージしたアクリル絵の具のセット「綾波ブルー」。今はアニメ(漫画?)のブルーピリオドとコラボした商品が販売されています。

 

画材って流行に乗る商品を作るの難しい感じていたのですが、こんなふうに商品展開するターナーすごい。

 

 

絵の具の色は、画材の会社が魅力的なものを無限に作れるけれど、制作に必要なのは自分が混色でつくることのできないものを選べばいいんですね。と思うと、なん十色もある絵の具の色見本をみても正気を保てます。