今日も元気に生きてます。
引き続き色の勉強をしております。
画像は色の参考書の中にあった課題です。色紙を組み合わせてモチーフを作り、それぞれの色がそれぞれの色に影響を与える様子を観察して描くものです。
選んだ色が悪かったのか、モチーフが人ではなくノれなかったのか…出来良くない気がする。正直面白くなかった。
色画用紙の色は「補色関係のある二色+好きな一色」を選ぶということだったので、「オレンジ&ブルー+レッド」にしましたが、三色全ての色が濃すぎてそれぞれの色の影響がわかりにくいのもあったかも。
課題の制作の進め方
①大体の個有色の色を判別&調合して色を塗る
②それぞれの色の影響を観察して色を塗る
③絵画的な配色を意識して調和をとる
③の「絵画的な配色」「調和」とかなんなの?ってなりますよね。
本の中ではこの課題の前にこの調和について言及がされていました。
「音楽には和声学があり、美しい音の科学的な性質が研究されているため、科学者や耳に心地の良い音の組み合わせを再現できる」が、色彩については何も体系化されていない…
これを読んではっとする私。たしかに。
ゲーテの「色彩論」、色彩研究科ヨハネス・イッテン「色彩の芸術」、アメリカの芸術家ジョセフ・アルバース「色彩構成」…などなど、色彩について書かれた本を見ると、色を調和させる方法論は著者ごとにあるそうです。
(私がそれぞれ読んだわけではない。)
今参考にしている本の著者ベティ・エドワーズさんは、人間の視覚の「残像作用」が色彩調和と関係があるのではと言っています。
「残像作用」はあるモノをじっと見つめていると、ふと視線をそらしたときに、先ほどまで見つめていたものの補色が視界に現れる現象のことです。この作用が何故起こるかは明確にはわかっていないそうです。
この作用から人間の脳は補色同士の組み合わせを渇望していてるのでは?ということのようです。
そしてバランスのとれた色というのは、人間の脳が色彩に求めていると思われるものを作り出すことで、
・構図の中のそれぞれの色に対して、同じ明度と彩度をもつ補色
・それぞれの色に対して、対象明度をもつ色
・それぞれの色に対して、対象彩度をもつ色
これらのものを画面に取り入れることではないかと提案されています。
今まで美的価値観は人それぞれだと思っていたので、こういう考え方もあるんだなあと興味深いです。これを意識しながら絵を描くのは難しそうですが、迷ったときの助け舟にはなるのかなと思います。
勉強をする前より色彩に対してより深い意識が向くようにはなった気がします。今読んでいる本の課題を進めていきたいと思います。
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